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残されたひとの哀しみ

2015.12.10

この前10年近く訪問マッサージで関わった患者さんが 半年近くの入院の後
病院で亡くなりました

先日お線香をあげさせて頂きに行って来ましたが
いつもの介護ベットの場所に
祭壇が設けられ
白い布のお骨と とても良いお顔の遺影が飾ってありました

十数年間独りで 介護を続けできた奥さんは
もともと小柄な身体がもう一回り小さくなってしまったようでした

2年前になくなった父とは
5年ちょっとしか一緒に暮らしてなかったけど
生活の折々に父の事を思い出して
今でも涙ぐむ事があります

まして 数十年
生活を共にしてきた伴侶を
亡くしたひとの
想いは
喪失感は
哀しみは
どれほどのものだろうと
想像も出来ません

うちのデイの利用者さんの中にも
先月 長年連れ添った奥さんを亡くされた利用者さん
何年も自宅で介護をしていたご主人を見送った利用者さん
病気や事故で子供さんを亡くされた利用者さんなどが
たくさんおられます
言葉で表せない程の哀しみを
抱えているだろうことは想像出来ますが
みなさん そんな事は微塵も感じさせず
明るく凛としてらっしゃる

凄いな
やっぱ私なんかと
生きてきた時代が違うもんなぁ
‥‥なんて
うちの利用者さん達を見ながら
ひとりで感心したりしています

先日は大好きな女優さんだった加藤治子
それから元横綱北の湖
ゲゲゲの水木しげる
今日も作家の野坂昭如の訃報がありました昭和の時代が、どんどん遠くなるようで寂しいです